“高島ちぢみ”で、熱がこもらない・ベタつかないワンピース
こんにちは、企画・Webデザイナーの深尾です。
夏のお風呂上がりは汗が引くまで、何も着ずに過ごしたいところですが、家族やパートナーと暮らしていると、汗だくになりながらも何か着るしかありません。
パジャマを着るとサウナ状態になり、汗や体の水分も相まって服がベタッと張り付いたり。せっかくお風呂に入ってさっぱりしたのに、不快感を感じていました。
そんな、プチストレスを解決してくれたのが涼綿のワンピース。着た瞬間から汗を吸ってくれるので、“着ている方が涼しい”と感じるほどで、お風呂上がりでも全くベタつかず、感動しました。
涼しさの秘密は、天然の涼感素材“高島ちぢみ”
琵琶湖に面している滋賀県 高島市で江戸時代から生産され、現代まで受け継がれている伝統産業の一つ「高島ちぢみ」
表面に深い凹凸(シボ)のある独特の生地で、通気性や吸水性に優れていることから、高温多湿な日本の風土に適した素材として愛されています。
少し専門的な内容も含まれますが、なるべく簡単に【高島ちぢみが涼しく、快適な理由】をお話ししますね。大きく分けて3つのポイントがあり、それらが合わさって“涼しさ・快適さ”を生み出しています。
高島ちぢみを作る工程は、まず平らな生地を織り上げ、その後、凹凸のある型に通します。そして、洗いや熱をかけることで生地がギュッと縮み、シボとストレッチ性のある“涼綿”が出来上がります。
1 “強燃糸”で綿100%なのに、優れたストレッチ性
平らな生地を織るための糸にも、秘密が隠されています。
それは“強い撚り”がかかっていること。高島ちぢみの肝でもあるシボは、熱をかけた時に撚糸された糸が元に戻ろうとする力を利用し、生地をギュッと縮めています。
そのため生地表面に深いシボができ、綿100%でも突っ張らない、優れたストレッチ性があります。
2 織り糸の本数が少なく、風通しがいい
シボをつける前の平らな生地を織る際も、一般的な織物より、立てる糸の本数を少なくすることで隙間ができ、風通しがよくなるように織り上げています。
シボにより肌の接触面が少なくなることももちろんですが、生地自体も通気性がよく、蒸れずにサラッとした着心地が続きます。
3 綿素材+シボによる、高い吸水・速乾性
タオルやTシャツなど、さまざまな製品に綿が使われているのは、その優れた吸水性能があるからこそ。しかし、綿は繊維が水分を吸収してしまうため、速乾性が劣ります。
そんな綿のデメリットを補うのが高島ちぢみの“シボ”です。ただ単に、フラットに縮んでいるわけではなく、波型にギザギザと縮んでいるため、生地の面積はそのままなんです。
涼綿は本来160cm幅の生地を108cmまで縮めています。ですが、そのまま52cm短くなったわけではなく、波型に折り込まれた、扇子のような形で160cmの生地が収納されているのです。
そのため、パッと実は同じシルエットでも、フラットな綿のワンピースと比べて、生地の表面積が広く、汗をかいても拡散して、すぐに乾いてくれます。
【綿の吸水性+広い生地面積による速乾性】が組み合わさり、汗をかいたときによく吸って乾きやすく、お洗濯の後も乾きが早いのが特徴です。
洗って、すぐ乾く。優れた速乾性
気温31.5度 / 曇りのち雨
涼綿と綿のタオルを水に浸し、軽くタオルドライをしてから外干ししました。
12:30から干し始め、涼綿が乾き切ったのは13:05で、掛かった時間は約35分
綿のタオルが乾燥し切ったのは14:30で、涼綿と約4倍の差がありました。今まで、家で洗濯した後もなんとなく涼綿の乾きが早いのは感じていましたが、実際に時間を計ってみて驚きました。
数時間でサラッと乾くので、嫌な生乾き臭や菌が繁殖しづらく、清潔に使えるのも嬉しいポイントですね。
購入履歴を見たら前回購入したのは2011年でした。長持ちですね。主人が12年履いてます。夏はかかせないです。
上のコメントは、お客さまのからのレビューを引用したものになります。実際に12年も履いている方がいらっしゃるように、綿100%で、お洗濯しても傷みにくいため、長年愛用できるアイテムです。
旅行や出張にもおすすめ
旅行や出張先でホテル側で用意されている室内着で、肌触りがゴワゴワ・生地が厚くて蒸れるなどの理由で、ぐっすり眠れない事はありませんか?
出張や旅行にパジャマを持って行くなんて荷物になるし…と思って、今まではホテルの室内着を着ていましたが、涼綿はとても薄手なので、畳むとコンパクトになって持ち運びに便利。
私も実際に7月の東京出張に涼綿のワンピースを持って行ってみましたが、綺麗に畳んでキャリーケースに入れておけば、シワも気になりませんでした。
最高気温35度で、夜もかなり蒸し暑く感じましたが、涼綿のおかげでエアコンを付けずに寝られるほど、とっても涼しかったです。
また、形がシンプルなワンピースなので、旅行や出張先でコンビニなどに少し出かけたい時も、そのまま出掛けられます。パジャマにも使えるので、毎回着替える必要がありません。
涼綿は夏以外も使える
涼綿=夏のルームウェア、というイメージが強いですが、実際は春から冬までオールシーズン使えるんです。春夏は涼しいルームウェアに、秋冬は部屋着や洋服のインナーとして、綿100%で蒸れや冷えをコントロールしてくれるため、ずっと快適。
また、ステテコなどは“スーツのお尻蒸れ”や“ワンピースの透け、張り付き”対策に履いている、という方もいらっしゃいます。
柄物だど、洋服に透けて見えてしまう可能性もあるため、ルームウェアだけでなく普段使いもしたいと考えている方には無地をオススメします。
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