企画・デザイナーの増田です。

いつも製品をご愛好いただきありがとうございます。
DAIGO official shopでは、シルク(絹)やウール(毛)、麻(リネン)や綿(コットン)などの天然繊維の製品を数多く取り扱っています。

天然繊維は機能性や着け心地の良さなど良い面がたくさんありますが、
デメリットとしては摩擦や洗いに弱いことがあげられます。

ですが、取り扱いさえ間違えなければ、長く使っていただける素材でもあります。
今回はそんな天然繊維の取り扱い方法(お洗濯方法)についてお伝えさせていただければと思います。


洗濯表示について

洋服のタグでも見かけるこんなイラスト。こちらは洗濯表示と言います。
お洗濯の際に確認しておくところです。
絹屋の商品でよく使われる洗濯表示をお伝えしますね。

洗濯機には入れず、手洗いを推奨するマークです。
手洗いマークに×がついている場合は家庭での洗濯ができないので、クリーニングに出してください。シルクが高混率のデリケートな商品はこちらのマークの場合が多いです。

液温は40°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができるマークです。
洗濯機の弱水流コース(手洗い・おしゃれ着コース)がおすすめです。
※洗濯機のメーカーによっては、「おうちクリーニング」「ソフトコース」などと呼び名が異なる場合があります。洗濯機の説明書をよくお読みください。

漂白剤の使用がNGのマークです。
酸素系・塩素系ともに漂白剤の使用はできません。脱色や変色が起こる可能性があります。

吊り陰干しのマークです。
直射日光を避けて、日陰で干してください。

タンブラー乾燥不可のマークです。
コインランドリーや家庭用のドラム式乾燥機での乾燥ができません。

ドライクリーニングで弱い処理なら可能なマークです。
ドライクリーニングは家庭でおこなうことができません。
クリーニングに出した際に、クリーニング屋さんが見る部分ですね。

ウェットクリーニングで非常に弱い処理のマーク。
こちらも上記と同じくクリーニング屋さんが見る部分です。

110℃程度のアイロンがけができます。(スチームなし)
天然繊維は念の為、当て布をするのをおすすめします。
アイロンマークに×がついている場合はアイロン掛けができません。


シルク(絹)とウール(毛)の取り扱い方法

シルクとウールは天然繊維の中でも特に弱い素材で、取り扱いには注意が必要です。
そんな2つの素材の洗濯方法を見てみましょう。

シルク(絹)の取り扱い

シルクやウールが使用されている商品は、基本的に中性洗剤の手洗いを推奨しています。
パッケージの用途表示に「毛・絹」が含まれていることを確認してお使いください。
中性洗剤は、主に【おしゃれ着用】の洗剤に使われています。(例:エマー◯、アク◯ンなど)

化学繊維や綿などに使われる一般的な洗剤のほとんどは弱アルカリ性で、汚れが落ちやすいメリットはありますが、アルカリ性の洗剤は衣類だけでなく、皮膚にも悪影響を及ぼす場合があります。

肌の弱い方や赤ちゃんのいるご家庭の方は、気をつけたほうが良いかもしれません。


また、シルクは日光に当たると黄変してしまいます。
必ず直射日光を避け、形を整えて風通しの良いところで陰干ししましょう。

ウール(毛)の取り扱い

ウールもシルクと同じ中性洗剤・手洗いを推奨しています。
ウールのような動物性の毛(獣毛)は縮みやすいので、乾燥機は特におすすめしません
※獣毛にはウールの他にアンゴラ、カシミヤ、モヘア、キャメルなどが挙げられます。

知らずにウールセーターを普通に洗ってしまって縮んでしまった悲しい経験が皆さんにもありませんか??(私だけかもしれません…)

ウールは水に濡れた状態が苦手な素材なので、洗濯時間も短時間にしてください。
洗った後はすぐにタオルで抑えてタオルドライしてくださいね。

乾いたら、シルクと同じく湿気の少ない通気性の良い場所に保管してください。

私の体感ですと、ウールは特に虫食いが起きやすい気がしています。(美味しいんでしょうか?)
ダニやカビを防ぐため、防虫・防カビ剤を必ず一緒に入れて保管してください。


シルク(絹)とウール(毛)の取り扱い方法まとめ

● 洗濯液をつくる

洗面器などの容器に水を張り、水量にあわせた分量の中性洗剤(おしゃれ着洗剤)を入れます。
※高い水温は縮む原因となるのでぬるま湯(40℃以下の水温)がおすすめです。


● 押し洗いをする

手で押して汚れを溶かし出します。
押し洗いしながら泡が出なくなるまで水を入れ替えて、最低2~3回すすぎます。
※濃色のものは色移りする場合があるので単独での手洗いをおすすめします


● 脱水する

洗濯機で脱水することもできますがタオルドライで水気を切ることをおすすめします。


● 日陰に干す

形を整え、洗濯ばさみで吊り干しにします。
(平干しするとより型崩れしにくいのでおすすめです)
日光による変色や劣化を防ぐ為に、室内で陰干しをしてください。


● 防虫剤と一緒に保管

しっかり乾燥させた後は、ダニやカビを防ぐために、防虫・防カビ剤や乾燥剤を一緒に入れて保管してください。
※湿気が多い場所での保管はカビや虫食いの原因となります


麻(リネン)の洗濯方法について



△ Daigo Official Shopで人気の麻ソックス


麻は元々硬い素材ですが、日光で色褪せてしまったり、余計に硬くなりやすい素材です。

それまで私は麻の耐久性を信じ、他の洗濯物と一緒に洗濯機に放り込んで、日光で適当に干してしまっていました…。笑
そして今はカッチカチで色褪せた麻の靴下を無理やり履いています。

麻も手洗いがおすすめとはなりますが、洗濯機での洗濯も物によってはOKです。洗濯表示をご確認ください)
ただし洗濯ネットに入れて、手洗いコース・おしゃれ着コースなど、弱水流でやさしく洗います。洗剤は中性洗剤をお使いください。

靴下はよっぽどシワは気にならないですが、洋服の場合はシワになりやすいので【脱水ジワ】を軽減するために、脱水時間は短時間(1分程度)に設定します。

そして、風通しの良いところで陰干し。乾燥機は縮みの原因になりますのでNGです。
色褪せや硬くなってしまう原因となるので、直射日光には当てないようにしてくださいね。(私のように)

アイロンについて

一般的にリネンのアイロン掛けは、生乾き状態か霧吹きで十分な水分を与えて下さい。
アイロンは底面温度110℃を程度とし、当て布を使用して下さい
※特殊加工が施された生地はアイロン不可の場合がありますので必ず取扱い表示を確認してください



綿(コットン)の洗濯方法について

綿は他の天然繊維に比べて強度は高いですが、洋服の場合だとシワになりやすい傾向があります。また、縮みも起きやすい素材です。

綿を長持ちさせるにもやはり洗剤は、中性洗剤がおすすめです。
洗濯ネットに入れてから洗濯機で洗ってください。

洗濯機の手洗い・おしゃれ着コースなど、弱水流でやさしく洗います。
こちらも麻と同じく、洋服の場合はシワになりやすいので【脱水ジワ】を軽減するために、脱水時間は短時間で済ませるのがおすすめです。

ちょっとしたことで、さらに長持ち!

靴下や洋服も、内側をひっくり返して洗濯するとさらに劣化を防ぐことができます!
人の汗や汚れは内側の方がつきやすいですし、清潔に洗えて一石二鳥です。
ぜひやってみてくださいね。


まとめ

いかがでしたか?天然繊維は強さの違いはありますが、
すべて【中性洗剤】を使い、手洗いまたは洗濯機でやさしく洗うのがおすすめです。

お洗濯や取り扱いに少し手間がかかりますが、天然繊維には自然のものならではの素晴らしい特性があります。
それは汗を吸ってくれたり、乾燥を防いでくれたりという優れた機能性です。

そして何より素晴らしいのは、身につけた時に感じる肌馴染みに良さにあると思います。
私は絹屋の製品を使うたび、やはり「人の肌には天然繊維が合うんだな」と感じる日々です。

こちらのブログ記事を見ていただいて少しでも長く、愛着を持って製品をお使いいただけたら嬉しいです。

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